SHERRY | シェリー 〜へレスのワイン〜

TOPIC|シェリーあれこれ

from Tokio / 編集部 - 第1回 -
日本のベネンシアドール

シェリーのふるさと、ヘレス

ベネンシアドールとは、シェリーの産地へレスでは伝統的で、最もへレスらしい職業のひとつです。
へレスのワインの味が高く評価され、売買されるようになった時から、長いひしゃく(ベネンシア)でシェリーのサンプルを採り、テイスティングをすることによって、そのシェリーの価値と価格を決める必要がありました。

本来、ベネンシアド-ルというのはボデガの樽のなかで熟成しているシェリーの状態をチェックするためにテイスティングをするときに、サンプルを引き出す役目を負った人たちです。けれどもベネンシアをあやつる所作がとても華麗なため、パーティーやお祝いの席など、シェリーが振舞われる場に招かれることもあります。ベネンシアドールは、シェリーのサービスのエキスパートでもあり、何世代にもわたって伝統の技術を継承してきた人でもあります。

そして、ベネンシアドールは、単にパフォーマンスの美しさだけのために呼ばれるのではありません。ベネンシアを使うことで、シェリーの素晴らしさがより際立つのです。
ベネンシアのカップからシェリーが落ちてくる間に、シェリーは酸素に触れ、グラスに当たって弾け、目覚めて、香りや様々な要素を開かせます。

シェリーの美味しさを最大限に引き出すだけでなく、造り方やタイプ、歴史など、シェリーに関する知識を多くの人々に伝えるベネンシアドールは、まさに“シェリーの親善大使”ともいえます。

日本では、2002年から、シェリー&マンサニーリャ原産地呼称統制委員会が、シェリー委員会を代表機関とし、(社)日本ソムリエ協会、(社)日本バーテンダー協会、(社)日本ホテルバーメンズ協会、(社)日本ホテル・レストランサービス技能協会のバックアップのもと、全国規模でベネンシアドール公式称号資格認定試験を実施してきました。
これまでに70名近くの公式称号資格を持つベネンシアドールが誕生しています。
彼そして彼女達は、東京のみならず、全国各地のレストランやバー、ホテルのパーティーなどで活躍中ですので、どこかでご覧になった方もいらっしゃるかもしれないですね。

こちらのコーナーでは次回から、そんなベネンシアドールがいるお店やカルチャーなどをご紹介していきたいと思います。お楽しみに!