SHERRY | シェリー 〜へレスのワイン〜

TOPIC|シェリーあれこれ

from Andalucía / 明比淑子 - 第3回 -
コップ・マンサニーリャ

タパス_チーズ

収穫が終わって一段落したマンサニーリャの里、サンルーカル・デ・バラメダで「タスカ」に連れて行ってもらいました。 Tasca。辞書には「居酒屋」と出ていますが、おしゃれな居酒屋系ではなく、赤提灯系飲み屋の方です。

午後2時過ぎ、昼食前(アンダルシアのお昼は3時ごろから)のタスカは、まさにオヤジの世界で、活況を呈しています。何の飾り気もないステンレス製のカウンターには地元のオヤジが鈴なり。

飲むのはコップ酒ならぬ、コップ・マンサニーリャです。まさにコップですが、サンルーカルではカーニャと呼ばれています。

生ハムカット

つまみはパンセータという豚の三枚肉の塩漬けを薄く切ったものが絶品。ラ・マンチャ地方産の羊のチーズ、ケソ・マンチェゴも、熟成期間の長い、枯れた感じなのがいい。ピコスというミニ乾パンのようなものも定番。「熱燗にスルメ」といった感じです。

ただ、大違いなのは、ここがアンダルシア、しかも大西洋岸のサンルーカル・デ・バラメダであるということ。限りなく青い空のもと、おじさんたちの笑顔がとびっきり明るく、陽気です。

勧められるままに、コップ・マンサニーリャをお代わり。地酒は遠慮せず、ガブガブ飲むのが正しい!(でも、自分の限度を知って、飲みすぎには十分ご注意ください。)外は真昼間のお日様がカーッと照っていました。


収穫がすむと町は落ち着きを取り戻し、次は、ワインの発酵が終わって、澱が沈むのを待ちます。そして寒くなる12月から1月ごろ、もうひとつの地酒、酒精強化前のワイン、「モスト」の季節がやってきます。