15度にしたフィノの場合、発酵の最後で現れていたフロールの膜が維持され、樽の中でワインの表面を完全に被い続けます。この膜はサッカロミセス属の酵母によって構成されていて、ワインを空気から遮断し、酸化を防ぎます。これを“生物学的熟成”と呼びます。
一方オロロソに分類されて17度までアルコール度が上げられたワインでは、アルコール度が高いためフロールが生育できません。この遮断膜が消えると、ワインは常に酸素と接することになります。これを“酸化熟成”もしくは“物理化学的熟成”をするワインと呼びます。